事業承継コーディネーターを育成する使命

210日はプロのFP向けに事業承継、スモールM&Aコンサルタントを育成する講座の講師として登壇しました。

全国から集まる20名強のプロ向けに行うということで刺激の多い時間となりました。

私が保険会社にいた時も、1年間通称「岡田塾」という法人向け営業や財務コンサルタントを育成する講師として30名の塾生を教えていました。

 

私にとって自分が実践してきた事を人に教えてできるようにするという取り組みは、自分が成長するためにも有益ですし、基本的に好きな活動なのです。

人が成長すること、可能性を感じて新しいチャンレジをすることを応援することにとてもワクワクします。やりがいや使命を感じる瞬間です。

 

今回も久しぶりの岡田塾の時のことを思い出して、楽しんでやってきました。

 

今回の講座のテーマは、法人専門のFPに事業承継やM&Aについてどのように実践できるのかについてでした。もちろん内容が深いため半日で学びきれるものではありませんが、私の日々の実践やその中身を公開させていただき、その可能性を感じていただくことはできたと思います。アンケートでも思った以上に熱意の感じるフィードバックが多かったですね。

 

なぜこの育成の働きが重要だと感じているかというと、現場に良心的な事業承継アドバイザー、もっと言うとコーディネーターが少ないため、中小企業の事業承継が進んでいないと思うからです。

新事業税制やテクニックの話よりも、社長と会社の出口について信頼して相談できたり、事業承継の方向性が定まっていなくても、話を聞きながら父親と子供意見を引き出し、合意していくプロセスがもっと大切です。最近は後継者がいない会社が増えているため、スモールM&Aにも対応する必要があります。

かなり高いコミュニケーション力や専門知識を必要とする仕事ですが、いったい誰がそれをやるのかという問題があります。

親族内の事業承継やM&Aという外部承継、その他の選択肢も含めてナビゲートできる人は誰なのか、きっとそれは法人専門に関わるFPだと確信を持っているのです。

弊社シードコンサルティングでの取り組みが、将来そのような事業承継アドバイザー、M&Aアドバイザー、事業承継コーディネーターが増えるきっかけになればと願っています。このコーディネーターの育成は急務だと思います。

そのことが日本の中小企業の未来を創る、社会貢献性の高い、誇りある職業になると思います。そんな活動に使命感を感じています。

多くの人のモデルになれるような企業を目指して、これからも取り組んで参ります。

 

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