テニス全米オープンで大坂なおみ選手が見事優勝しました。
テニスに詳しくない私ですが、すごい快挙なのはわかります。日本人として誇らしく思います。
私がもう一つ関心を持ったことは、その背後のサーシャベイジンというコーチの存在です。
もともと才能があった大坂選手が急成長できたのにコーチの力があったことをたまたまテレビを見て釘付けになりました。
こんなサーシャコーチとのやりとりの映像です。
サーシャ「試合をやらされているように見えるよ」
大坂なおみ「したくないもん」
サーシャ「今まで頑張ってきたじゃないか」
サーシャ「世界一になるんだろ?それならここで見せないと」
ここで頭からタオルを被ってさらにぐずりだす大坂なおみ
サーシャ「このトーナメントが終わったら2~3日休めるから。今はベストを尽くそう?いいかい?」
サーシャ「ちょっとだけ前向きになるって約束しただろ?」
大坂なおみ「できないもん」
サーシャ「できるよ、できる。君ならできる。君ならできるよ。」
なんじゃこりゃ。これはすごい!と驚嘆です。
これまでも、一流プレーヤーを次々と育て上げた実績もうなずけます。
落ち込んだ相手を受け止めること。
目標を思い出させること。
頑張ってきた意味に気づかせること。
一歩前を向かせること。
できる、できるよ、と心から信じて励ますこと。
人が成功するかは、その人の能力や努力だけでなく、このようなコーチやメンターがいるかによるのでしょうね。
そんなコーチはいねぇよ。言う声が聞こえますが、そんな時はそっと自分自身に対して、
「大丈夫。できる、できるよ。もう一歩進もう。前を向こう。」
と繰り返し言い聞かすことなのでしょう。
そんな自分への言葉で気持ちを変えられることがあります。
でもやっぱりサーシャコーチのように周りにいる仲間や同僚、家族を励ますことで、人はどこまでも成長できるのだと思いました。
何か他人を妬んだり、叩いたり、足を引っ張るのではなく、
励まし合う文化が日本には必要だと思います。
誰もが夢が砕け、心が折れ、やる気を失う時があります。そんな時、
「君ならできる。君ならできるよ。」
と周りにも、自分自身にも励ましの言葉をかけられるような存在になりたいと思った次第です。
ともかく、大坂なおみ選手おめでとうございます!