「三方よし」の建設M&A

こんにちは、シードコンサルティングの岡田です。

今日は連載記事で書いております「三方よし」の建設M&Aについてアップします。

 

M&Aという言葉には何かとネガティブなイメージがつきまといます。少し前までは資産規模の大きいM&Aでハゲタカ、リストラいった面が強調されてきました。一方、スモールM&Aは買い手、売り手、社員の関係者にとって「三方よし」のケースが多いのです。特に人手不足、後継者不足の建設業においては大きな可能性を秘めています。

 売手会社の社長の心配事は、長年ついてきた社員の処遇です。自分が辞めた後も今まで通り仕事ができ、よりやりがいがある環境を提供したいと。一方買手側は、人手不足を補う理由で買う事が多いので、リストラなどせず、極力残ってもらうよう取り組みます。

買われた側の社員は、勢いや資本力もある会社の一員になると、最初は戸惑うものの、今まで以上にやる気になる社員が意外に多いのです。大手グループ社員になって住宅ローンが組めたりします。またお客様も喜びます。会社の将来を危うんでいたところ、財務力のある会社となり、サービスの質も上がったりします。

今まで業績が低迷したいところが、数年で売上が倍増するケースもよくあります。私のお客様の解体業社長も、たまたま買った会社の売上が3倍になり、もっと買いたいと相談されています。

これらは「買い手よし、売り手よし、世間よし」の「近江商人型M&A」と呼んでいます。

今までの大手がやってきた効率重視なドライなM&Aだったのに対して、スモールM&Aは関係者の人的つながりが大きく、事業を継続して発展させるには友好的に進めるしかありません。ドライな対応がキーマンの離脱や離反につながり、致命傷となることもあります。

 建設業において、この三方よしのスモールM&Aの可能性に気づくなら、長年蓄積してきた資産や技術が次世代に引き継がれ、業界の活性化につながることでしょう。多くの社長が廃業を選択する前に、「あなたの会社には価値があり、買いたい会社がいる」とお伝えしたいのです。

 

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株式会社シードコンサルティング

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